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|flowers|ダンスパフォーマンス PARADISE@原美術館
2007年8月3日(金) 4日(土) 5日(日)
*全公演6:30 pm開場 7:00 pm開演 (公演時間: 約一時間)
このたび原美術館にて、|flowers|ダンスパフォーマンスPARADISEを開催致します。
吉本由美が主宰する|flowers|は、作品ごとに“構成人物”を変化させ、既成の劇場に限らず、心惹かれた場所を舞台にしています。

パフォーマンスPARADISEのキーワードは、「場所」と「記憶」です。今回は原美術館の庭と建物を借景に、吉本由美と共演者松島誠が踊り、喜多直毅のヴァイオリン演奏と響き合います。「『記憶』を『光』で表したらどのような形になるのか」というパフォーマーの投げかけに応えて阿部康子が照明をデザインし、踊り手と場を結ぶ触媒として中田泉が手掛けた「衣装」が呼応してゆきます。日常の風景の一部として存在している、ある「場所」を、ある時間だけ切り取り、パフォーマンスによって濃密な空間にした後、またもとの風景の中にかえしてゆく。。。パフォーマンスが終わり、日常の風景に戻っても、過去の影響=「記憶」がわたしたちの心の中に残ることでしょう。

題名のPARADISEは、吉本の近年の活動を括る言葉です。現実の人生の中に存在する出来事・現象[世の中の幸・不幸、快・不快など、様々な事象]をPARADISE(楽園)としてうけとめ、デフォルメ・凝縮・転化し、パフォーマンスによって濃密な空間をつくりあげたいと考えます。踊り手のコレオグラフィー(振付け)が軸となり、「音楽」「光」「衣装」を担当するそれぞれの個性が絡み合います。ダンテが叙事詩『神曲』で天国を巡り、様々な聖人と出会うように、このパフォーマンスが織りなす多面的な世界をお楽しみ下さい。
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【出演者プロフィール】
吉本由美[パフォーマー] 1995年パフォーマンスグループ|flowers|を立ち上げ、ダンスを軸に、作品ごとに“構成人物”を変化させながら活動を行っている。発表の場も既成の劇場に限らず、ギャラリー、美術館の読書室、廃墟、ガレージなど、吉本が心惹かれた場所を選び、ステージにしている。

松島 誠[パフォーマー] 1983年から2006年までの23年間、パフォーマー・美術家として、パパ・タラフマラに在籍。現在フリー。1995年よりソロ活動を開始。ココロミノココロを信条に、年間半分は世界を飛び回る旅芸人。2005年より杉野服飾大学先端ファッション表現科 非常勤講師。

喜多直毅[ヴァイオリニスト] 国立音楽大学器楽科卒業後、英国Liverpool Institute for Performing Artsにて作編曲を学ぶ。その後アルゼンチンにてタンゴヴァイオリンのフェルナンド・スアレス・パス氏に師事。現在は即興演奏やオリジナル楽曲を中心に全国各地で演奏活動を行う。ソロアルバムを三作品リリース。http://www.naokikita.net/

阿部康子[照明デザイナー] 数々の劇団の舞台照明デザインを手がける。2000年、吉本由美と出会い、異なるジャンルのアーティストが集うパフォーマンスに共感。透明な電球の光が揺れ動く「光のブランコ」は、吉本の『「記憶」を「光」で表したらどのような形になるのか』という問いに応えたもので、吉本+阿部の独特な世界を象徴している。

中田 泉[グラフィックデザイナー] グラフィックデザイン、エディトリアルデザインのほか、ジャンルにとらわれない活動を展開。最近は「身につけるグラフィック」として、PAPER SKIRTやUKIMONOなど、スカートや着物をキャンバスに、平面グラフィックの立体的な展開を楽しんでいる。今回は衣装を担当。京都造形芸術大学情報デザイン学科 准教授。